中性脂肪が高いと言われた方へ

中性脂肪は「余ったエネルギーの貯蔵」です
中性脂肪(TG:トリグリセライド)は、体を動かすためのエネルギーを蓄える脂質です。
食事の脂質からつくられるほか、糖質の摂りすぎ・飲酒・糖尿病・内臓脂肪などでも高くなります。
中性脂肪の基準値
- 空腹時 150mg/dL以上
- 食後・随時 175mg/dL以上
中性脂肪は食後に上がるため、いつ採血したかも大切です。
食後に上がるのはなぜ?
食事に含まれる脂質は腸から吸収され、中性脂肪として血液中を運ばれます。
そのため食後は自然に上がりますが、糖尿病や内臓脂肪が多い方では、高い状態が長く続くことがあります。
糖尿病・メタボと深く関係
糖尿病やインスリンが効きにくい状態では、肝臓で中性脂肪がつくられやすくなり、内臓脂肪がたまり易くなります。内臓脂肪が増えると、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が減ったり、血糖や血圧が上がりやすくなります。メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の増加に加えて、中性脂肪・血糖・血圧などの異常が重なった状態です。動脈硬化が進みやすく、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高くなります。お

アルコールで上昇
アルコールは中性脂肪を上げる代表的な原因です。
ビール、日本酒、ワイン、焼酎など、種類よりも飲む量と頻度が重要です。

中性脂肪を下げる食事
- 食べ過ぎを減らす
- 甘い飲み物・お菓子を控える
- ご飯・パン・麺の大盛りを見直す
- 飲酒量を減らす
- 魚・野菜・大豆製品を取り入れる
毎日続いているものから、少しずつ見直しましょう。

運動も効果的です
ウォーキングなどの運動は、中性脂肪の改善に役立ちます。
歩く時間を増やす・座りっぱなしを減らすなど、続けられることから始めましょう。
内臓脂肪や体重が少し減るだけでも、中性脂肪が改善することがあります。
中性脂肪が非常に高い場合は注意

中性脂肪が著しく高い状態では、動脈硬化だけでなく、急性膵炎を起こす危険も高くなります。
特に500mg/dL以上など高値の場合は放置せず、原因を調べて治療することが大切です。
健診で中性脂肪が高かった方へ
中性脂肪は、食事・飲酒・血糖・内臓脂肪・運動の影響を受けやすい数値です。

「油ものは食べていないのに高い」
「食後だったから?」
「糖尿病と関係ある?」
なぜ高くなっているのかを確認し、無理なく改善できる方法を一緒に考えていきましょう。
