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健康診断で血糖値・HbA1cが高いと言われた方へ

健康診断で「HbA1cが高い」「血糖値が高い」と言われても、どのくらいの数値なら受診した方がよいのか分からない方も多いと思います。HbA1c 6.5%以上や、空腹時血糖126mg/dL以上は、糖尿病の診断に関わる大切な数値です。
また、それより低い数値でも、糖尿病の前段階であったり、今後糖尿病になりやすい状態であったりすることがあります。
健診結果だけで自己判断せず、一度ご相談ください。

HbA1cと血糖値、何が違うの?

健診結果を見て、「HbA1cと血糖値、どちらも高いと言われたけど、何が違うの?」と思われる方も多いと思います。この2つは、見ている”時間の幅”が異なります。

血糖値は、今この瞬間の値

血糖値は、採血したその瞬間の血液中のブドウ糖の濃度です。食事の影響を強く受けるため、食前と食後では数値が大きく変わります。そのため、いつ測ったか(空腹時か、食後か)によって、基準値の考え方も変わります。

  • 空腹時血糖値:126mg/dL以上で糖尿病の診断に関わる数値です
  • 食後血糖値:食事の影響で一時的に上がるため、空腹時とは別の基準で判断します

HbA1cは、過去1〜3か月の平均的な状態

HbA1cは、血液中のヘモグロビン(赤血球の成分)にブドウ糖が結びついた割合を示す数値です。赤血球の寿命が約120日であることを利用し、過去1〜3か月程度の血糖の状態を平均的に反映します。
そのため、検査した日の食事や体調に左右されにくく、「最近ずっと血糖値が高めだったかどうか」を判断するのに向いています。

なぜ両方を確認するの?

血糖値だけでは「たまたまその日が高かっただけ」なのか、「普段から高い状態が続いている」のかを見分けにくいことがあります。逆にHbA1cだけでは、直近の急な変化がわかりにくい場合もあります。当院では、両方の数値をあわせて確認しながら、現在の状態を評価します。

血糖値HbA1c
反映する期間その瞬間過去1〜2か月
食事の影響受けやすい受けにくい
わかること今の状態継続的な傾向

HbA1cの数値の目安

HbA1cは、過去1〜2か月程度の血糖状態を反映する検査です。

HbA1c目安
5.6%未満一般的には正常範囲
5.6〜6.4%血糖値が高めの可能性があります
6.5%以上糖尿病の診断に関わる数値です

HbA1c 6.5%以上だからといって、1回の検査だけで必ず糖尿病と診断されるわけではありません。
血糖値や症状、これまでの検査結果などもあわせて判断します。
また、HbA1cが6.5%未満でも、血糖値やその他の検査結果によっては詳しい検査が必要な場合があります。

なぜ受診を後回しにしてしまうの?

自覚症状がない
→ 初期には体調に変化なし

「まだ大丈夫」と思う
→ 昨年と同じだから大丈夫

忙しい
→ 仕事が優先で病院に行けない

薬を飲みたくない
→ 病院にいくと薬がでると思っている

受診したら、すぐに薬を飲むのでしょうか?

血糖値が高いからといって、必ずすぐに薬を始めるわけではありません。
血糖値やHbA1c、これまでの経過、体重、生活習慣などを確認し、現在の状態に合わせて治療を考えます。
食事や運動など生活習慣の見直しから始められる場合もあります。
「薬を飲むことになるのが心配」という方も、まずは現在の状態を確認するためにご相談ください。

こんな方は一度ご相談ください

  • 健診で血糖値が高いと言われた
  • 健診でHbA1cが高いと言われた
  • 再検査になった
  • 毎年同じ指摘を受けている
  • 家族から受診を勧められている
  • 体重が増えた
  • メタボリック症候群といわれた
  • BMIが高かった
  • 家族が糖尿病
  • 糖尿病が心配

受診の際は健診結果をお持ちください

健康診断の結果がお手元にある場合は、受診時にお持ちください。
過去の健診結果もあれば、血糖値やHbA1cの変化を確認することができます。
当院では、これまでの経過を確認し、必要な検査を行ったうえで、今後の方針を一緒に考えていきます。
「健診で指摘されたけれど、まだ受診していない」という方もお気軽にご相談ください。

「この数値で受診していいのか分からない」という段階でも大丈夫です。HbA1cや血糖値の数字を一緒に確認するところから始めましょう。

以前から治療を受けている方へ

過去に糖尿病の治療を受けていた、または現在他院に通院中の方も、 一度専門的な評価を受けてみたい場合はご相談ください。
→ 治療の見直しについて